『α9』 ボディ ILCE-9(E マウント) 2017年5月26日発売予定

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『α9』は、積層化による回路部の拡張とメモリーの内蔵により、センサー内の読み出し速度を従来機比※520倍以上に高速化した新開発の有効約2420万画素フルサイズ積層型CMOSイメージセンサーExmor RS™と、進化した画像処理エンジンBIONZ X™との組み合わせにより、革新的な高速画像処理システムを実現しました。今回実現したシステムは、新開発のセンサーと画像処理エンジンの組み合わせに加えて、ミラーレス構造のカメラに無音・無振動で最高1/32000秒※6の電子式アンチディストーションシャッターを搭載することで、ミラーとメカニカルシャッターを駆動した際に起こる光の遮断が一切ありません。これにより常にイメージセンサーに光が届き続けるため、従来の一眼レフカメラの性能を上回るこれまでにない高速性能を発揮します。新次元の高速性能ともいえるAF/AE※2追従の最高20コマ/秒※3のブラックアウトフリー連続撮影※4機能と693点の全面位相差センサーに加えて、無音・無振動のサイレント撮影※7機能を小型・軽量ボディに収めています。

さらに、従来機比※8約2.2倍の容量を実現した新開発の大容量バッテリー、撮影者の意思を即座に反映する操作性、SDカードスロット(UHS-II対応)とSD/MSカードスロットの2つのメディアスロット、撮影現場から安定した通信環境でFTP転送が可能な有線LAN端子を採用することで、プロフェッショナルの撮影現場で求められる高い信頼性に応えます。本機は、フルサイズ対応でありながら、今まで捉えきれなかった瞬間を高速連写で捉え、かつサイレント撮影※7により場所やシーンを選ばずに撮影できることから、プロフェッショナルの撮影領域と表現の可能性を大幅に拡大する一眼カメラです。

ソニーは、一眼カメラによる撮影表現の可能性を広げ、プロフェッショナルの創造性に応えていきます。そのために、常に進化するプロフェッショナルの表現や撮影の要求に応じた性能や信頼性を追及し、写真・映像文化の発展に貢献していきます。

 

  • ※1:メモリ一内蔵積層型を採用した35mmフルサイズイメージセンサー搭載のレンズ交換式デジタル一眼カメラとして。2017年4月21日広報発表時点。ソニー調べ。
  • ※2:AF:オートフォーカス、AE:自動露出制御。
  • ※3:連続撮影モード「Hi」時。シャッタースピードが1/125より速い場合に有効です。AF-Cモード時は、装着レンズ、撮影モードによって最高連続撮影速度が異なります。装着レンズによってソフトウェアのアップデートが必要になる場合があります。互換情報詳細については、サポートサイトをご覧ください。
  • ※4:電子シャッター使用時に有効です。ミラー構造を持つ一眼レフカメラは、シャッターレリーズ時にブラックアウト(静止画撮像中のミラーアップによるファインダー像の消失、メカニカルシャッターによる遮光)しますが、本機は電子シャッター撮影によりブラックアウトしません。絞り値をF11より大きくすると、フォーカスは被写体に追従しません。1枚目の撮影時のフォーカス位置に固定されます。また、シャッター速度が1/125秒より遅くなると画面表示の更新が緩やかになり、シャッター速度が1/8秒より遅い場合は電子シャッターが使用できません。
  • ※5:現行機種『α7 II』に搭載している表面照射型CMOSイメージセンサーとの比較において。
  • ※6:MとSモード設定時のみ1/32000秒まで選択可能です。それ以外の撮影モードでは最高1/16000秒になります。
  • ※7:シャッター方式「電子シャッター」、電子音「切」設定時に有効です。
  • ※8:現行機種『α7R II』に同梱のWシリーズバッテリー『NP-FW50』との比較において。